平安から現代までの各時代を代表する国宝25件、重要文化財51件を含む約190件を収録した蒔絵と日本美術の決定版。
漆(うるし)で絵や文様を描き、それに金粉や銀粉を蒔きつけて装飾を施す「蒔絵」は、日本文化において長きにわたり和様の美の象徴であり続けています。
展覧会では、平安時代以来の各時代を代表する名品に、現代の人間国宝を加えた選りすぐりの蒔絵を展観します。さらに国宝「源氏物語絵巻」(徳川美術館蔵)をはじめとした物語絵巻や屏風、仏教経典、書跡、能の道具などを合わせて、3館で国宝25件、重要文化財51件を含む、計188件を紹介して、日本人が生み出してきた美の系譜をたどります。