地球温暖化は子供達の将来を決して明るくするものではありません。社会情勢も不穏で、子供も安心して産めないような状況は、出生率の低下に拍車をかけています。また、せっかく子供を授かっても、産婦人科は減少傾向にあり、お産もままならない状況です。妊婦が病院をたらい回しにされ、貴い命を失ったという悲惨なニュースもあります。 子供の死因を調べてみると、1歳から19歳のトップは不慮の事故です。病気の病態の解明、予防・治療の進歩があり、相対的にトップになったこともありますが、大人の数々の不注意が大きく関与しています。 不慮の事故を未然に防ぐ、また心ならずも事故が起きてしまったときの対処を正しく行えば、子供の命を救うことができます。それが少子化に対する根本的な、また重要な対策であると思います。 本書は、医療現場で実際に医師が接した事例・実例をわかりやすく取り上げ、そのほかに応急処置法、予防のための留意点も要領よくまとめています。活用法 ◎育児に携わっているお母さん、お父さんのために。 ◎保育士の方々の保育のヒントに。 ◎保育の勉強をしている学生さんのテキストに。 ◎そして未来の育児にたずさわるすべての方々の必携の書に。巻末に緊急病院の一覧も収載。