ゆきゆきゆき

舞い降りる雪に、そっと手を　　冬の空、冷たい雲の中で、雪のあかちゃんが生まれました。雪のあかちゃんは少しずつ大きくなって結晶になります。やがて、ぶつかったり、くっついたりしながら、地上へと舞い降ります。てのひらで受けとめると、またたく間に溶けてしまう。そんな雪の物語を詩情豊かに描きます。大きく成長した雪の結晶は肉眼でも確認できます。絵本を手にした子どもたちが、たむら氏の描く雪の結晶の美しさに心奪われ、実際に舞い降りる雪にそっと手を差し伸べてくれたら嬉しいです。