●品種の特徴
「かなえ」と「夏音(かのん)」、「 涼夏(りょうか)」は鹿児島大学発の小輪系の新しい久留米ツツジです。耐暑性の強いツツジで、耐乾性も強く育てやすい品種です。猛暑の夏が長くなってきておりますので、耐暑性・耐乾性が強いのは期待できます。
新しい品種のため、当店圃場でもまだ花を咲かせておりませんので、花の写真がありません。写真ラベルを掲載しますので、参考にしてください。
ツツジは花姿もあでやかで和風庭園だけでなく、洋風庭園でも良く合います。強健な性質で植木の下草やグランドカバーとして、刈り込んで樹形を仕立てたり、生垣に用いたりと用途は多様です。ツツジやサツキは連作障害(同じツツジ科が植えてある場所にまた同じツツジ科の植物を植えると生育が悪くなること)が出やすい性質ですので、枯れた個所の植え増しする際は土壌入れ替えなどして、土づくりをしっかりとしてください。
久留米ツツジは、江戸時代の天保年間に、久留米藩士の坂本元蔵という方が品種改良を始めたもので、サタツツジを中心に、キリシマツツジ、ヤマツツジなどを基に交配したものと言われています。