●品種の特徴
ハナイカダ黄金葉は、黄金葉の上に黒実がなる、とても美しい品種です。
葉をイカダに見立ててのネーミングが個性的な落葉樹です。
花筏(はないかだ)は桜のようにギザギザした葉で、葉の上(主脈の真ん中)に花をつけ、8月〜10月ごろに果実を実らせます。
雌株には雌花が、雄株に雄花が咲く雌雄異株なので、果実はメスにしかなりません(近くにオス木も必要です)。果実7〜9mmほどで、最初は青く、だんだん黒く艶やかな色になります。まるで、黒い真珠が葉の上に乗ったような神秘的な感じ。果実が面白い雌株も人気ですが、オスの花は活花や茶花で人気です。
果実は生食や果実酒に、春から初夏にかけて出る新芽は天ぷらなどにも楽しめます。加熱すると松茸のような香りがあります。
ハナイカダは昔から大好きな植物でして、毎年生産者さんの苗を探すのですが、なかなか入荷できないレアキャラです。マニアックな品種です。
学名:Helwingia japonica ミズキ科 ハナイカダ属