涙を誘う心模様は表裏一体。能では「シテ」とよばれる主人公の身に着けている「面(おもて)」と「装束」が、物語の前後で変わります。これは世阿弥がつくりだした「複式夢幻能」という作劇法により生まれた、とてもユニークな表現方法です。“物語に大きな変化が訪れるとき、シテの姿が変わる” この面白さを表現するべく、リバーシブルハンカチに仕上げました。能の代表的な曲目である「道成寺」「小鍛冶」、そして2022年の新作能「媽祖(まそ)」をイメージした3種類。ハンカチを折りたたむと、まるで能の主人公の舞のように遊ぶことができます。