●品種の特徴
茨城県で生み出された、盆栗の自然交雑の実生品種です。
収穫は9月中旬〜9月下旬の早生品種。
実は中実で20g前後ぐらいになります。
大変たくさん実がなり、生理落果も少ないですが、逆に着果過多になりやすく、実が小さくなる傾向があるので、強剪定等で着果を制限してあげてください。
そうすることで実が大きく美味しい実になります。
また、クリタマバチ抵抗性はやや強く、台風などの風害にも強いです。
外観は褐色で、果肉の色は黄色でやや粉質、甘味が強く、ホクホクし、蒸し栗やペーストなどの加工品に向いています。
栗(くり)は雌雄異花で5月〜6月に開花します。
雄花は穂状で斜めに立ち上がり、全体にクリーム色を帯びた白で、個々の花は小さいものの目を引きます。また、香りが強いのでよく昆虫が集まり、クリやシイは虫媒花となっています。
一般に雌花は3個の子房を含み、受精した子房のみが肥大して果実となります。
学名:Castanea crenata ブナ科 クリ属
別名:おおみねわせ
作出年・作出者:(茨城県新治郡千代田町大峰・・滝ケ崎一郎)
開花時期:5月中旬〜6月上旬