■愛媛・内子のお菓子、地元の素材を活かす
この【焼いもサクサク】は、愛媛県産の「はだか麦」と「紫芋」の粉末で焼き上げた薄焼きの煎餅です。
サクっとかじれば、まるで焼き芋のような香ばしさが鼻孔をくすぐります。
私が子どもの頃には当たりまえに有ったように、混ざり物の無い昔ながらの安心な菓子を残していきたい。
それが私たちがお菓子作りをするルーツになっています。
ちなみに、この濃い紫色は紛れもなく天然の色で、当然のことながら着色料等は一切使っておりません。
日頃天然の地味な色合いの菓子しか作っていない我々職人は、はじめて製造した時は、ちょっとビックリしたくらいです。
ところで、なぜ「はだか麦」なの?
長年にわたり、愛媛県は「はだか麦」の生産量が日本一なのです。
はだか麦(大麦)は、小麦と違ってアレルギー表示の対象外です。
ただ、大麦でアレルギー症状の出る方もいるので、念の為お医者さんに相談されることをおすすめします。
大麦の食物繊維は、精白米の約20倍、ごぼう等よりもはるかに多く、とてもヘルシー。
以前は、小麦粉で作っていたのですが、せっかくなら地元のヘルシー素材でということになり、切り換えたのでした。