(平たい旨味が温まっていくと急激に凝縮していく!)
上立ち香で、青草の香り、麹の香りなど、若さが薫る。口に含むと、旨味は平たく薄い印象なのだが、口中で温まるほどに加速度的に凝縮していく。同時に大人しい印象の酸も、複雑さをどんどん増してエレガントな果実を彷彿させるものへと変化していく。開けたてでは渋味の余韻が強い。秋鹿らしさ全開だ。温度の変化による印象のギャップが凄まじく、面白い。放置プレイで味の変化を愉しみたい。
燗につけると、旨味と酸のバランスが俄然よくなり、秋鹿らしい酸のエレガントさを堪能できる。
原材料:米・米麹
酒米:山田錦100%
精米歩合:70%
アルコール度:15度
日本酒度 +6
酸度 2.2
アミノ酸度 1.5
酵母 協会7号