サルデーニャとボルゲリの2種類のクローンを使用します。クローンにより色の濃淡やアロマの強さに違いがあるので、より複雑さを出すことが出来ます。
またもう少しリッチにしたいと考え、2002、2003年にヴィオニエを植え、ブレンドしています。毎年樹齢が古くなって、品質が上がっています。粘土質でわずかに酸性の化石混じりの土壌です。
圧搾したマストは冷やして澱を沈めます。選別酵母を使い、13〜14度で約2週間ゆっくり発酵させます。発酵、熟成すべてステンレスタンクで行います。酸を失わないようにマロラクティック発酵は行いません。
華やかな香りをキープしたいので、CO2やドライアイスを使い、酸化しないように気をつけながら醸造します。瓶詰めまで温度管理したステンレスタンクで休ませます。
わずかに緑がかった黄色、フレッシュでありながらなめらか、スパイシーでミネラル。ヴィオニエの存在をしっかり感じるような白桃の香りがあります。