葡萄は葉のない状態にして、樹に吊るしたまま乾燥させ、収穫は通常より2ヶ月遅らせ、より集約させます。葡萄は次第に乾燥し、少し触れるだけでもぼろぼろと落ちる状態になります。
葡萄の水分は30〜35%無くなり、より葡萄の集約感が生まれ複雑味が増します。風があり、雨がなく、天気が乾燥しているために、ここでは樹の上で「アパッシメント」が出来るのです。全体の60%に乾燥した葡萄を使用し、残りの40%は通常通り収穫した葡萄を使い、別々に醸造します。
発酵はピストンのついたステンレスタンクで行います。輝きがある深い色合い。粘性が高く、非常に濃厚で、煮詰めたプラムやバニラ、洋タバコの葉、スモーキーで香ばしい香りがあります。
信じられないほどやわらかで、噛めそうなほどふくよかなボディがあります。アマローネスタイルは、決して甘みを出すために行なっているのではなく、しなやかなタンニンのスタイルを造るためです。
口当たりは甘く感じますが、残糖分は僅か5g/Lです。肉料理や熟成したチーズによく合います。また、「食後にビターチョコレートと試して欲しい」とフレッサティは話しています。