【2023年度新作五月人形】 【平安道齋作】数々の受賞歴を誇り、日本を代表する甲冑師 平安道齋作「勝虫」10号兜です。矧ぎ合せ鉢の兜は、正絹の糸を用いて威し上げた総裏仕立て。甲冑の強度を上げるため小札の裏側を厚く加工するこの技術は、熟練の職人にしかできない高度な技術の一つです。さらに、金沢の純金箔をひとつひとつ手作業で丹念に貼っていく、純金箔押しの手間ひまのかかった造りです。兜の鍬形台や屏風など、随所にあしらわれたトンボは、別名を「勝虫」とも呼ばれ、前にしか進まず退かないことから、「不転退(退くに転ぜず、決して退却をしない)」の精神を表すものとして、戦国時代武将達に好まれました。そんな縁起の良い蜻蛉の群れが、幸運を運んできますように・・・という願いが込められています。優雅に空を舞う蜻蛉に幸運を願い、お子様のお節句をお祝いください。 サイズ:間口60×奥行38×高さ51(cm)毛氈サイズ:間口82×奥行45(cm)