武士の誇りに満ちた戦国武将・真田幸村は14年間に及ぶ不遇の謹慎生活を乗り越え、大阪冬の陣、夏の陣で西軍として参戦。東軍の大将・徳川家康本陣への突入を果たすなどの武勇を残し「天下一の兵(つわもの)」と称されました。そんな来年の大河ドラマにもなる人気武将の兜を再現。鹿角脇立てや六文銭の前立が特徴的で、目立つことで敵から狙われる危険も高まる一方、そうした状況での活躍が仲間の士気を高めたと言われています。その名将の兜を今回、四百年の歴史を持つ銅器の街「高岡」の職人が製作。この地で造られる兜は原型師、鋳造、研磨など、伝統工芸を受け継ぐ職人たちの手により、丹精込めて作られています。今もなお多くの人々から愛される武将の熱き魂が宿るかのような名品に仕上げられています。