舟行包丁は漁師が漁に出るとき舟に持って行き、舟の上で使う事が多かったそうで、タイプ的には三徳包丁と同じく肉、魚、野菜のどれにも使用できる便利な万能包丁です。出刃を薄く少し細くした形状で、三徳よりも切っ先が適度に尖っています。
刃は薄く軽いのでとりまわしが良く、使い勝手に優れていて、これ一本あれば大抵のことは事足ります。
刃の鋼は、長切れし、高い硬度と粘り強さを兼ね備えた安来鋼(やすきはがね)の高級鋼「青二鋼」を使用。
表面の仕上げは「黒打(くろうち)」仕上げ。
製造過程で黒くなった部分をそのまま残した仕上げ方法で、手造りならではの味があり、少し無骨で渋い雰囲気が感じられます。また磨き仕上げと比べると若干サビに強いといわれています。
柄には、堅くて鍛冶職人オススメのクルミの木を使用。また、両刃包丁ですので、左利きの方も安心してご使用いただけます。
「藤助」の刻印が入っており、昔ながらの火造り鍛造で造られた、土佐打刃物の老舗問屋が扱う厳選された土佐包丁です。
刃渡りは使い勝手の良い18cm。一般的な家庭のキッチンで扱いやすいサイズです。
※商品写真は代表画像(刃渡り15cm)です。