十字桟の蓋付き「和せいろ」です。
中華せいろより背が高く、木蓋で蒸気を閉じ込めて蒸し上げます。
特徴ある十字桟の蓋は、デザイン性だけでなくどこからでも取りやすいのと、ひっくり返した時に傾かないので水滴が落ちにくいという利点もあります。
レンジ調理とは違い、せいろでの蒸し調理は高温の蒸気で蒸し上げ、木肌が適度に水分を吸うので、素材の美味しさが十分に引き出されます。
せいろと言えば蓋が竹で編まれた「中華せいろ」をよく見かけますが、これは一般的に高さが低く中身が見えやすい事から、料理研究家さん等から料理のスタイリングに重宝された事も大きいようです。
どちらもせいろとしての使い勝手としては大きく変わりませんが、「和せいろ」は重みのある蓋で蒸気を閉じ込める為、「中華せいろ」より早く蒸し上がる特徴があります。
国産のひのきを使用し、熟練の職人の手で一つずつ丁寧に作られる「和せいろ」に、日本でただ一人の職人だけが作る事のできる「十字桟の蓋」が合わせてあります。