天然皮革の端材を固めて造られた究極のエコ素材「リサイクルレザー」革を製品サイズに打ち抜く際に必ず端材が発生しますが、この貴重な端材の有効活用と皮革素材の効率的な大量生産のための研究がヨーロッパにおいて約100年前に始まりました。1936年、ドイツのSALAMANDER社において、くつの内底と踵用の素材として、今日のリサイクルレザーのさきがけとなる製品が開発されました。当初は、くつやカバンの芯材料としての用途が主でしたが、その後素材の改良が重ねられ、リサイクルレザーはくつ・カバン・ベルト等の生産効率を飛躍的に改善し、大量生産を可能にしました。1960年代後半には表面コーティングの技術も進展し、ウレタン等のコーティングが施された製品は、表面素材としてファイル等の文具製品、本の表紙等の装丁などへの用途展開も進んでいきました。円タイプ:直径10cm、四角タイプ:9cm×9cmリサイクルレザー(ドイツのSALAMANDER社製)