1970年代、ドレスダウン・カルチャーの急速な浸透と共に、主にアメリカ西海岸の若者達がファッションとしてこのタイプのワークブーツを好んだこともあり、今日まで、#875はラギッドなワークブーツでありながらファッショナブルにコーディネートできるユニークな靴として、ストリートファッションの中で発展してきた。
アッパーに使用しているラフアウトレザー・ホーソン「ミュールスキナー」はオイルが加えられたレザーで、靴の製造後のフィニッシュ工程でワックスを付けたバフをかけて仕上げられています。この工程でレザーにムラ感が生まれ、ワックスにより毛足が寝て表面がややスムーズになります。履きこむことでエイジングが進み、レザーにシワが入り、アタリが出ます。それと共にバフで寝かされた毛足が部分的にほぐされ、レザーに付いた汚れは自然なムラ感となり、これらがこのレザー独特の味わいとなります。他のラフアウトレザーに比べても、エイジングの魅力が際立つレザーです。