SUN SURF/サンサーフと北斎のSPECIAL EDITIONから、SS37651『神奈川沖浪裏』レーヨン半袖アロハシャツのご紹介です。
素材は、サラサラとしたレーヨン100%の生地を使用。
北斎が71歳から描き始めた全46図の「富嶽三十六景」は、当時の富士山信仰とも相まって大ヒットしました。その中でも最も有名なのがこの作品です。北斎作品というカテゴリーを飛び越え、日本美術史における最高傑作のひとつといっても良いでしょう。
「神奈川沖」とは東海道の宿場町・神奈川(横浜市神奈川区)の沖合を意味することから、この絵は現在の東京湾上から見た景色を描いたものということになります。波間に見えるのは房総や伊豆から江戸へと鮮魚を運ぶ押送舟(おしおくりぶね)で、大波に翻弄されているかのようです。力強く立ち上がる大波に対峙するのは、端正な姿でたたずむ富士山。静と動の対比によって雄大な景色を表現しています。
北斎は波を描く染料に藍を選んでいます。特にこだわったのは最も青の濃い部分で、当時はまだ入手困難であった輸入顔料の「ベロ藍」を使用していました。今回のアロハシャツには、北斎が使っていたものに近い本藍顔料を採用して、そのこだわりを継承しています。