ヤマカズ、渾身の『第九』、ヘリテージで再発売!!
「真に充実し切った、切れば血の出るような音のドラマ!」 -宇野功芳-
山田一雄の「第9」がついに発売される。まさに待望久しい、といわなければならない。山田より4歳年上の朝比奈隆のレコードが次々と登場するのに比べ、淋しい想いを禁じえなかったが、両者の実力は五分と五分、ともに日本の指揮界を代表する二人なのだ。……朝比奈隆の十八番がブルックナーだとすれば、山田の動的な音楽はベートーヴェン、ベルリオーズ、チャイコフスキーなどにぴったりだ。とくにベートーヴェンの音のドラマは山田の最も得意とするところで、これだけのベートーヴェンはなかなか聴けるものではない。…-宇野功芳-(充実し切った音のドラマ~山田一雄のベートーヴェン初登場 VDR-1330 ブックレットより)
【タワーレコード・オリジナル企画】
ビクター×タワーレコード~タワーレコード“ヘリテージ・コレクション”Vol.5
日本人作曲家&演奏家の貴重な録音を多数保有するビクターレコードの音源からセレクトしたオリジナル企画盤“ヘリテージ・コレクション”第5弾。
今回のラインナップは、山田一雄&京都市交響楽団~「ベートーヴェン:交響曲第9番」、小澤征爾&東京混声合唱団~「黒人霊歌&ミュージカル・ハイライト」、「柴田南雄の音楽」の3タイトルです。
山田一雄の録音は同シリーズ第3弾に、マーラー演奏のスペシャリストらしい堂々たる「復活」交響曲がありますが、このベートーヴェン『第九』交響曲はマーラー同様、山田一雄の魅力が余すところなく伝わる演奏です。また初CD化になる東混「黒人霊歌&ミュージカル・ハイライト」は小澤征爾が東京混声合唱団を指揮しためずらしい録音で、「ミュージカル・ハイライト」には日本の名ビックバンド、原信夫とシャープ&フラッツが共演、小澤征爾異色の注目アルバムです。そして、日本の前衛音楽の先端に立ちながら、音楽学者・執筆者としても多大な功績を残した柴田南雄の作品をまとめた「柴田南雄の音楽」は、合唱作品から電子音楽までの厳選タイトル12曲をCD3枚にまとめました。