悠久の時世を超えて、安政の香り今ここに蘇る。
・・・・・・月日百代の過客にして行かう年も又旅人也・・・・・・(奧の細道)
月日は「月」「太陽」の意味もあるとされ、万物は永遠にとどまることなく人生も又「旅人」とする芭蕉の作品「人生観」は、変わらぬものなど何一つない筈の世に、朽ち果てることなく生とし生きる者に感動を与えつづけています。
香りの世界も又移りゆく世と共に変化して参りましたが、「二〇〇〇年」の大転換期を迎えた今ことさら、長い風雪に耐えた「昔の香りの姿」「香りの心」をお届けしたいと云う思いから、当家に代々伝わる調合帖を紐解き復刻しました。
「安政年間」の香り 吟撰「薫翠」
・・・・・・眠っていた江戸時代の記憶をそっと呼び覚ます
懐かしい香りをあなたに・・・・・・。