ルーヴェシエンヌはパリ郊外の街。そこに至る道を朗らかに歩く家族像に、ルノワールの人生観が見られる。
原画:制作1870年
ピエール=オーギュスト・ルノワール
1841年2月25日〜1919年12月3日
1841年、フランス中西部の陶磁器の町リモージュに生まれる。13歳で磁器の絵付け職人になるが、絵付けの仕事の減少により画家を目指す。20歳でパリのアトリエに入り、モネやシスレーらと出会って印象派に参加。1870年代、風俗画や行楽地、女性像などを華やかな色彩と闊達な筆遣いで描き、肖像画家としても人気を博した。その後、50歳頃リウマチを患い、温暖な南フランスのカーニュ=シュル=メールに移住する。痛む右手に絵筆を縛りつけて精力的に制作に取り組み、柔らかなタッチと色彩による女性像や裸婦像を生み出し、ルノワールの描く穏やかな絵は多くの人たちから愛され続けている。
●絵寸法:(約)長辺32×短辺25cm●額寸法:(約)長辺45.5×短辺38.5×4cm
アートの友社 立体複製名画 ルノワール「ルーヴェシエンヌの道」4号 14220