1982年に登場した「JUNO-6」には音色保存機能が無かったため、その半年後に
音色メモリー機能(プログラム機能)を搭載した機種として発売されたのが
「JUNO-60」です。
当時のカタログにも「抜群のコストパフォーマンスを誇る完全6音色 ポリフォニック
シンセサイザー。56種類の音色をプログラム可能。コーラス効果も内蔵した充実機」
と記されています。
オシレーター部はJUNO-6と同様デジタル制御のDCOを搭載。
サウンドはシングルのDCO、サブ・オシレーター、特徴的なVCF、さらには重厚な
コーラス・エフェクトから構成され、特徴的なサウンドの太さや、パンチのある
サウンドは世界中のプロデューサーやミュージシャンにとって唯一無二のものとして
愛されました。
時代的にMIDI対応はしていませんが、JUNO-60を使った海外アーティストの1980年代の
有名曲も多くあります。
61鍵、寸法:1,060(W) x 378(D) x 113(H) mm、重量:12kg S/N:242458